40代で中折れが気になるとき|原因を決めつけず確認したいこと

40代で中折れが気になり、寝室で考える男性

勃起はするのに、性行為の途中で維持できない。一度そうなると、次は「また途中で萎えたら」と気になるものです。

こうした中折れには、体調、持病、服薬、疲労、飲酒、ストレスなど、いくつもの要因が関連することがあります。ただし、一度の出来事や、一つのチェック項目だけで原因を決めることはできません。

この記事では、原因を当てるのではなく、何が起きたかを整理する方法と、パートナーや医療機関にどう伝えるかをまとめます。

目次

先に結論|原因当てより、次に説明できる準備をする

一度の中折れだけで、年齢やホルモン、ストレスなどのどれが原因かを判定することはできません。

  • 次の性行為を「勃起できるか確認するテスト」にしない
  • 起きた日の睡眠、疲れ、飲酒、不安などを事実として残す
  • 繰り返す、または心配が続くときは、泌尿器科やかかりつけ医に相談する
  • 処方薬を自己判断でやめたり、サプリや海外通販薬で解決しようとしたりしない

大切なのは、次の一回を無理に成功させることではなく、同じ困りごとが続いたときに説明できる材料を残すことです。

中折れは「勃起しない」場合だけではない

中折れは、勃起した後、性行為の途中で勃起を維持できなくなる状態を指す日常的な呼び方です。

米国のNIDDKは、EDの症状に「勃起はするが、性行為に十分な時間維持できない」ことを含めています。「最初に勃起できたからEDではない」とは限りません。

一方で、一度の出来事だけで診断はできません。NIDDKの診断情報では、医療従事者が病歴、性的な困りごと、気持ちの状態、身体診察や必要な検査を組み合わせて確認するとしています。

参考:NIDDK「Symptoms & Causes of Erectile Dysfunction」、NIDDK「Diagnosis of Erectile Dysfunction」

次に同じことが起きそうで不安なとき

一度の中折れの後は、次の性行為が「今度は大丈夫か」を確かめる場になりがちです。その不安を隠して急ぐより、先に言葉にした方が、お互いの受け止め方をすり合わせやすくなります。

「前のことを少し気にして、焦ってるかも」

「あなたに魅力がないとかではないよ」

「今日は結果を決めず、ゆっくりしたい」

これは会話例であり、必ずこの言い方をすべきという意味ではありません。相手のせいにせず、自分の気持ちを主語にすることがポイントです。

性交できたかどうかだけで、二人で過ごした時間全体を成功・失敗に分けないことも大切です。

原因を当てるためではなく、状況を説明するために記録する

記録の目的は、「自分は心因性だ」「お酒が原因だ」と自己診断することではありません。心配が続いたときに、「いつ、どんな状況で起きたか」を説明しやすくするためのメモです。

記録することメモの例
起きた日と回数大まかな日付と、これまでに何回あったか
睡眠と疲れ寝不足だった、残業後で強く疲れていた
飲酒飲んだか、おおよそどのくらいの量だったか
ほかの場面での変化朝立ちや、ほかの場面での勃起に変化を感じたか
気持ちと関係性不安、焦り、ストレス、パートナーとの気持ちのすれ
薬・サプリの変化最近始めたもの、量や種類が変更されたもの
健診と持病血圧、血糖、脂質などの指摘や、治療中の持病

毎日の勃起を採点したり、朝立ちの有無だけで正常・異常を判定したりする必要はありません。

→ 40代で朝立ちが減ったときの確認項目を見る

40代で一緒に確認したい要因

日本泌尿器科学会の一般向け解説では、EDに関連する要因として、糖尿病、肥満と運動不足、心血管疾患、高血圧、喫煙、ホルモンの問題、神経疾患、外傷や手術、心理・精神面、睡眠時無呼吸、服薬の影響などが挙げられています。

大切なのは、「40代だから」「寝不足だったから」と一つに決めないことです。心当たりがあっても、それが原因とは判定できません。

健診結果と持病

健診で血圧、血糖、脂質などの指摘がある場合は、性機能の問題だけと切り離さず、医療機関に伝えてください。最近健診を受けていない場合も、そのこと自体が相談材料になります。

服薬とサプリ

医薬品には性機能に関連する副作用があるものもありますが、自分で原因だと決めて中止や減量をしないでください。処方した医師や薬剤師に、困りごとと服薬開始時期を伝えます。

睡眠、疲労、飲酒、ストレス

これらは記録する価値のある項目です。ただし、「飲んだ日だけなら原因はアルコール」「朝立ちがあるから体に問題はない」といった分け方はできません。

→ 40代の精力低下を、性欲・勃起・疲労に分けて確認する

→ 40代の睡眠と体調の関係を確認する

→ ストレスと体調を切り分けて考える

参考:日本泌尿器科学会「勃起力(ぼっきりょく)が低下した」

パートナーに言いにくいときの伝え方

中折れの後は、本人は「自分の体に問題があるのでは」と思い、パートナーは「自分に魅力を感じないのでは」と受け取ることがあります。言葉にしないと、お互いが自分の想像で理由を埋めてしまいます。

  1. 相手のせいではないことを伝える
  2. 「焦っている」「疲れている」など、自分が分かっている範囲だけを話す
  3. その場で原因や解決策を決めない
  4. 次は性交の成功を目標にせず、どう過ごしたいかを話す

パートナーにすべてを話すことを強制する意味ではありません。言いにくい場合は、まず医療機関で相談して、自分の中で整理する方法もあります。

中折れが繰り返すときに医療機関へ伝えること

勃起を維持できないことが繰り返す、性生活で困っている、健診結果や持病も心配という場合は、泌尿器科やかかりつけ医に相談できます。

受診前に、次の内容を話せる範囲でメモしておくと、説明しやすくなります。

  • いつごろから、どのくらいの頻度で起きているか
  • 性欲、射精、朝立ちなどに感じている変化
  • 持病、過去の手術やけが
  • 使っている処方薬、市販薬、サプリ
  • 最近の健診結果
  • 睡眠、飲酒、喫煙、ストレスで気になること

原因の判定は医療従事者が診察や必要な検査と組み合わせて行うものです。このメモだけで自己診断はしないでください。

サプリや海外通販薬を先に試さない

精力系の健康食品と、医師が診察の上で処方するED治療薬は別のものです。サプリは、中折れの原因を調べたり、EDを治療したりするものではありません。

厚生労働省eJIMでは、性機能の向上をうたう一部の製品に、ラベルに記載されていない薬剤成分が含まれる事例を注意嗚起しています。また、個人輸入品は国内流通品と同様に品質・有効性・安全性が確認されているわけではありません。

インターネットで見つけた医薬品を自己判断で使うのではなく、まず医療機関で体調、持病、使用中の薬と併せて相談してください。

参考:厚生労働省eJIM「勃起不全(ED)/性機能改善」、厚生労働省「医薬品等の個人輸入に関するQ&A」

→ 精力剤とED治療薬の違いを確認する

よくある質問

Q.一度でも中折れしたらEDですか?

A.勃起を性行為に十分な時間維持できないことは、EDの症状の一つに含まれます。ただし、一度の出来事だけで、原因や治療の必要性を自分で判定することはできません。繰り返す、または心配が続くときは医療機関に相談してください。

Q.朝立ちがあれば、体の問題ではないのですか?

A.朝立ちの有無は、医療従事者に伝える情報の一つになります。ただし、朝立ちがあることだけで身体的な要因を否定したり、ないことだけで病気と判定したりはできません。

Q.お酒を飲まなければ治りますか?

A.飲酒は記録しておきたい項目ですが、飲酒の有無だけで原因や結果は判定できません。飲酒との関連が気になる場合も、ほかの体調や服薬と併せて医療機関に伝えてください。

Q.パートナーに話すべきですか?

A.必ず話さなければならないわけではありません。ただ、お互いが「自分のせいでは」と考えている場合は、相手のせいではないことと、自分が不安に思っていることだけでも共有すると、誤解を減らせる可能性があります。

Q.サプリを試してから受診してもよいですか?

A.サプリは中折れの原因を調べたり、EDを治療したりするものではありません。持病や服薬がある場合は、サプリを追加する前に医師・薬剤師に相談してください。

まとめ|次の一回の成功より、状況を話せる準備をする

中折れを経験すると、原因をすぐに知りたくなります。ただ、朝立ち、飲酒、ストレスなど、一つの手掛かりだけで原因は決められません。

  • 一度の出来事だけで原因や病気を決めつけない
  • 次の性行為をテストにしない
  • 事実として話せるメモを残す
  • パートナーのせいにせず、自分の気持ちを主語にする
  • 繰り返す、または心配が続くときは泌尿器科やかかりつけ医に相談する

サプリやインターネットの医薬品を先に試すより、何が起きたかを話せる状態にすることが、次の行動を選ぶための準備になります。

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