40代男性の睡眠とテストステロンの関係。「寝るだけ」で精力が変わる理由

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40代男性の睡眠とテストステロンの関係。「寝るだけ」で精力が変わる理由

最近、疲れが取れない。

寝ても寝た気がしない。
以前より明らかに眠りが浅くなった。

仕事のプレッシャー・家庭のこと・体の変化。
40代は色々なものが重なってくる時期で、睡眠が最初に犠牲になりやすい。

でも睡眠の乱れは、疲労だけの話じゃない。
テストステロンの分泌に直結している。

「寝るだけで精力が変わる」というのは、比喩じゃなく仕組みの話。

目次

睡眠とテストステロンの関係

テストステロンは睡眠中に分泌される

テストステロンの分泌は主に睡眠中、特に深い眠り(ノンレム睡眠)のタイミングで起きる。
血中濃度は起床直前に最も高くなるとされており、朝立ちがあるのはこのためだ。
(出典:Luboshitzky R et al., J Clin Endocrinol Metab, 2001)

つまりテストステロンは「活動中に作られる」のではなく「寝ている間に作られる」。
これを知ると、睡眠の優先度が変わってくる。

睡眠時間が短いとテストステロンが下がる

健康な若い男性を対象にした研究で、睡眠時間を8時間から5時間に制限した場合、テストステロン値が10〜15%低下したというデータがある。
(出典:Leproult R & Van Cauter E, JAMA, 2011)

1週間の睡眠制限で、加齢10〜15年分に相当するテストステロン低下が起きたとされている。

「毎日5〜6時間しか寝ていない」という生活を続けると、加齢による低下とは別に、睡眠だけでテストステロンが大幅に下がっている可能性がある。

睡眠の質が低いと分泌が乱れる

睡眠時間だけでなく、睡眠の質(深い眠りの割合)も影響する。

中途覚醒が多い・浅い眠りが続く状態では、同じ7時間寝ていてもテストステロンの分泌量が減る可能性がある。
(出典:Luboshitzky R et al., J Clin Endocrinol Metab, 2001)

「時間は寝ているのに疲れが取れない」という人は、睡眠の量ではなく質の問題が起きている可能性が高い。

40代の睡眠が乱れやすい理由

「なぜ40代になると眠れなくなるのか」。
心当たりがある理由が並んでいると思う。

仕事のストレスとコルチゾール

ストレスがかかるとコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌される。
コルチゾールは覚醒を促すホルモンでもあるため、仕事のプレッシャーが続くと寝つきが悪くなる。

「布団に入ったのに色々考えてしまうのが止まらない」という状態は、これが原因のことが多い。
仕事のことを考えながら布団に入ると、体は横になっているのに脳は覚醒している状態になる。

スマホとブルーライト

就寝前のスマホ使用はメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑制する。
ブルーライトが「まだ昼間だ」と脳に誤認させるためだ。

「寝る前にちょっとだけ」が気づいたら1時間になっている。
その1時間が睡眠の質を下げている可能性がある。

加齢による睡眠構造の変化

40代以降は深い眠り(ノンレム睡眠)の割合が減り、浅い眠りが増えやすくなる。

「昔はどこでも眠れたのに」「以前は朝までぐっすりだったのに」という変化は、加齢による睡眠構造の変化が影響している。

これは自然な変化だが、放置していい話でもない。

飲酒習慣

アルコールは寝つきを良くするが、睡眠後半の質を下げる。
入眠後3〜4時間でアルコールが代謝され、その後に覚醒しやすくなる。

「酔って寝たのに夜中に目が覚める」「朝が妙に早い」という経験がある人は、これが原因の可能性がある。
「お酒を飲むとよく眠れる」は半分正解で半分誤りだ。

睡眠の質を下げているものを特定する

自分の睡眠の何が問題かを把握するためのチェックリストだ。
当てはまる項目が多いほど、睡眠がテストステロン低下の原因になっている可能性がある。

  • 寝る1時間前までスマホを見ている
  • 毎晩お酒を飲んでいる
  • 就寝・起床時間が日によってバラバラ
  • 寝室が明るい・騒がしい
  • 仕事のことが頭から離れないまま布団に入る
  • 夜中に1〜2回目が覚める
  • 朝起きても疲れが取れていない感覚がある

3つ以上当てはまる人は、睡眠の改善がテストステロンの底上げに直結する可能性がある。

睡眠の質を上げるための具体的な方法

難しいことはいらない。
全部やろうとすると続かないので、まず一つだけ変える入口を作る。

①起床時間を固定する(最優先)

体内時計を整える最も効果的な方法は、起床時間を毎日同じにすることだ。
就寝時間より起床時間の固定の方が効果が出やすい。

「何時に寝るか」より「何時に起きるか」を先に決める。
休日も同じ時間に起きることが体内時計を整える鍵になる。

まずここだけ2週間続けてみてほしい。
それだけで体内リズムが整い、寝つき・眠りの深さが変わる人が多い。

②寝る1時間前にスマホをやめる

ブルーライトがメラトニン分泌を抑制するため、就寝1時間前からスマホを見ない習慣にする。
「無理」という人はスマホのナイトモード(画面の色温度を下げる設定)だけでも多少の効果がある。

本や音楽など、スマホ以外で「頭を使わない時間」を作ることが理想だ。

③飲酒は就寝3時間前までに終える

アルコールの睡眠への影響は入眠後3〜4時間で出てくる。
就寝3時間前までに飲み終えると、睡眠後半への影響が小さくなる。

「夜10時に寝るなら夜7時までに飲み終える」という計算だ。
量を減らすより「いつまでに飲むか」を意識する方が取り組みやすい。

④寝室の温度を18〜22度に保つ

深部体温が下がることで入眠しやすくなる。
寝室が暑すぎると中途覚醒が増え、寒すぎると寝つきが悪くなる。

エアコンのタイマー設定を活用して、起床2時間前から少し温度を上げておくと目覚めが楽になる人もいる。

精力剤との組み合わせ

睡眠を改善することで、テストステロンの分泌が底上げされる状態が作られる。
その状態で精力剤(亜鉛・マカ・L-シトルリンなど)を摂取すると、成分の効果が出やすい下地が整う。

「精力剤を飲んでいるのに変化がない」という人の中には、睡眠が効果を打ち消しているケースがある。

毎晩5時間しか寝ていない・深く眠れていないという状態で精力剤を飲み続けても、下地が整っていないため変化が出にくい。

睡眠改善と精力剤の組み合わせが、変化を感じやすい現実的なルートだ。

精力剤の選び方については「精力剤の選び方【40代向け】失敗しないための3つの基準と商品別の向き・不向き」を参照してほしい。
朝立ちと睡眠の関係については「40代の朝立ちが減った原因と対策。」で詳しく説明している。

よくある質問

Q. 何時間寝れば十分ですか?

A. 一般的には7〜9時間が推奨されているが、個人差がある。

「何時間寝るか」より「起きたときに疲れが取れているか」を基準にする方が現実的だ。
毎朝疲れが残っている・日中に強い眠気がある場合は、睡眠時間か睡眠の質のどちらかに問題がある可能性がある。

Q. 睡眠の質を改善してどのくらいで変化が出ますか?

A. 起床時間の固定だけなら、2週間程度で体内リズムが整ってくる人が多い。

テストステロンへの影響については、継続的な改善が必要で、すぐに劇的な変化が出るわけではない。
「気づいたら朝の調子が変わっていた」という感覚で変化を感じるケースが多い。

Q. 昼寝は効果がありますか?

A. 短い昼寝(15〜20分程度)は日中の疲労回復に効果があるとされている。

ただし30分以上の昼寝は夜の睡眠の質を下げる可能性がある。
「昼寝をすると夜眠れなくなる」という人は昼寝の時間を短くするか、午後3時以降は避けることをすすめる。

まとめ

寝ることは精力管理でもある。

テストステロンは睡眠中に作られる。
睡眠時間が短い・質が低いと、精力剤を飲んでいても効果が出にくい下地が作られてしまう。

難しく考えなくていい。
まず「起床時間を毎日同じにする」だけで始めてほしい。
それだけで体内リズムが整い、睡眠の質が変わる人が多い。

精力が気になる前に、まず睡眠を見直す。
それが最も手間がかからない入口だと思っている。

40代の精力低下の原因については「40代の精力減退はなぜ起きるのか。原因を理解してから対策を考える」で詳しく整理している。
朝立ちの変化が気になる人は「40代の朝立ちが減った原因と対策。」を参照してほしい。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。効果には個人差があります。持病のある方・薬を服用中の方は医師にご相談ください。

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